8大会連続8回目のワールドカップ出場を決めているサッカー日本代表。
4年に1度の大会を8大会連続なので、単純に32年。
Jリーグの歴史が30年なので、Jリーグ創設の効果とも言うべきでしょうか。
今やアジアでは押しも押されぬ優勝候補。
ワールドカップでの最高記録はベスト16ですが、
上位進出も夢ではないと思わせるほど、世界のトップである
ヨーロッパリーグで活躍する日本人選手がたくさんいます。
Jリーグ創設時の3つの理念。
・日本サッカーの水準向上
・豊かなスポーツ文化の振興
・国際社会との交流と親善への貢献
クラブごとに地域でスクールを開いて幼い頃からサッカーに触れる環境を整備。
その環境下から有望な子どもたちが下部組織へ入団。
スクール生以外にもセレクションを開催し選手を発掘し、
地域の優秀な選手たちをクラブごとに育成。
クラブで育てた人材がトップチームへ入団、活躍し、やがて世界へ。
トップレベルで活躍する確率は非常に低いものですが、
幼少年代からサッカー人口の裾野が拡がったことと、
理念に基づいた育成の仕組みを整えていったことで、
確実に日本サッカーの人材発掘と輩出の仕組みが熟成されていると思います。
人口減少社会の日本において、
今後も世界のトップレベルで活躍できる人材を輩出していくには、
環境も含めた育成が非常に大切な要素になります。
30年以上も前に危機感を持ち、短期での成果も追いながら、
中長期の視点で環境を整備し続け、長きにわたり成果を得続ける。
日本代表チームが世界一を争えるレベルで常にいることが、
次を目指す選手たち、若者たちに夢や希望を与え続けることになります。
会社経営においても大いに学び、活かしたい好事例ですね。