今回ご紹介するゲームは、「カタン」です。
1995年のドイツ年間ゲーム大賞受賞他、数々の賞を総なめにし、現在もなお、ボードゲームの人気ランキングでは不動の1位を保っているキング・オブ・ボードゲームです。
こちらは人気もさることながら、ビジネス研修にも使用できます。
(実際に弊社も、カタンを使ったビジネス研修を行なっております。)
細かなルールは、弊社YouTubeにてご覧頂ければと思いますが、
○カタンルール動画
今回はカタンから、どのようなビジネススキルが学べるかを書いていこうと思います。
①交渉力とエンロール力
カタンは、「交渉」が必要となり、そして「キー」となる数少ないボードゲームの1つです。
プレイヤーは5種類の資源を使い点数となる建設を行なっていくのですが、自分に必要で足りない資源を、相手プレイヤーとの交渉によって入手します。
「私の麦と、あなたの鉄を交換しませんか?」
このような具合に。
しかし、相手プレイヤーにもメリットがなければこの交渉は成立しません。
先ほどの表現を少し変えてみましょう。
「Aさん!麦欲しくないですか?手札にないですよね?既に手札に3枚ある鉄1枚と麦1枚交換どうでしょう?」
さて、どうでしょうか。先ほどは自分が欲しいように交渉をしていましたが、後の表現は相手にメリットを提示し、相手が自ら進んで交渉したくなる気がしませんか?
自ら進んで行動をしたくなるように呼びかける事、これをビジネスの世界では「エンロール」と呼びます。
カタンでは様々なケースでのエンロールが試されます。
交渉力やエンロール力を、是非カタンを通して磨いて頂ければ幸いです。
②マネジメント力
カタンは、毎ターン自分のターンで手札の資源を使い、点数となる建設を行なっていきます。どのように手札の資源を組み合わせて建設を行うかは、プレイヤーの裁量となり、ここに戦略の要素があります。
相手との陣取り要素もある為、先に自分の陣地を確保するのが良いか?
それともここは敢えて手札をためて次のターンに一気に建設するのが良いか?
手札の資源をいかに効率よく使用し生成するか?
これをボードゲーム用語で「リソースマネジメント」と言いますが、
これはビジネスのマネジメントに通ずるものがあります。
仕事の優先順位をつけ、「今、何が一番大事なのか?」を把握し、処理をしていくのはタスクマネジメント力。
自分の部下をどのような部署に配置するのが適切なのかを判断する力。
など。
これらは全て広くマネジメント力と言えるでしょう。
カタンから得られるビジネススキルはこれだけはありませんが、
今回はこの辺で。
実際にプレイして頂くと、記事で読んだだけでは分からない魅力がありますよ!
次回はまた別のゲームをご紹介していこうと思います。