「築地玉寿司」で知られる
株式会社玉寿司 代表取締役社長 中野里陽平 様にお話を伺いました。
社名 株式会社玉寿司
商号 築地玉寿司
創業 大正13年3月
本社 東京都中央区築地2-11-26 築地MKビル3F
事業内容 寿司調理販売(江戸前にぎり寿司)
店舗数 30店舗
従業員数 500名(パート・アルバイト含む)
きっかけは倫理法人会のイブニングセミナーで講演をお聴きする機会に恵まれ、
100年を迎える四代目としての覚悟や、困難で変化し進化する姿に感動したため、
翌朝のモーニングセミナーでの講演にも足を運び、
またご多忙の中でのランチタイムに改めてお時間を頂きました。
100年企業とも成ると、初代から戦争やバブル崩壊、金融危機、コロナ禍と
全ての代において困難を乗り越えたことに成ります。
中野里社長は不動産価値暴落のため78億円の負債を抱えた状態からのスタートでした。
私も小さい会社ながら経営者であり、ゼロからのスタートでも多くの会社が消えてしまうことを見てきていますが、多額なマイナスからのスタートは想像を絶するものです。
有名企業の四代目だから恵まれた環境で過ごされてきたのだろうと思われるかもしれませんが、とんでもありません。
なぜV字回復を遂げたのか、お聴きすればするほど理解できました。
説明能力と、それを惜しまぬ姿勢が突出しています。
学習院大学法学部政治学科卒、デンバー大学でホテルレストランビジネスを学び、
空手初段、少林寺拳法3段で部の主将も務め、文武両道で秀才にも関わらず、上から目線の発言は一切ありません。平易な言葉で丁寧に時間をかけて説明してくれます。
30店舗500名を抱えながら、毎週1回の全体朝礼に参加し、
月に2~3回はアルバイトさんのために1時間以上を割いて
経営理念についてエピソードを踏まえてお話されるとのこと。
例えば、
「私達の心がまえ七箇条」には、
「私達は、お客様の気持ちを思いやり、親切を心がけます」
「私達は、多くの方の命の努力があっての今に、感謝します」
とあります。
※写真ご参照ください。中野里社長が常に持っている理念カードです。