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長谷川 満

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第272回 “当たり前”が通用しなくなった時代に「人が育つ会社」は、経営者の“前提”が違う

2026/02/25

いま、多くの企業で
「人が育たない」
「若手が定着しない」
「思ったように動いてくれない」
といった声を耳にします。


しかし、現場をよく見てみると、
社員そのものが変わったというよりも、
経営者や組織側の“前提”が
昔のままになっているケースが
非常に多いと感じます。


かつては、
「言われたことをやる」
「我慢して覚える」
「背中を見て育つ」
といった育成スタイルが当たり前でした。


長時間働くことや、
失敗を責められる環境の中でも、
何とか食らいついて成長してきた世代が、
いまの経営者層には多いでしょう。


しかし、その“当たり前”は、
すでに通用しなくなっています。


いまの時代、
人は理由が分からないままで
頑張り続けることはできません。


それどころか、
納得できない指示、
目的の見えない仕事、
評価基準の曖昧さは、
成長のブレーキになります。


人が育たない会社は、
「社員が変わらない」
のではなく、
「会社が変わっていない」
だけなのです。


一方で、人が育つ会社には
共通点があります。


それは、経営者が
「人は放っておいても育つものではない」
という前提に立っていることです。


成長は偶然起こるものではなく、
設計されるものだと理解しています。


だからこそ、
仕事の意味を言語化し、
期待する役割を明確にし、
挑戦と失敗を前提とした環境を整えます。


現状を変えることには、
当然ながら不安が伴います。


やり方を変えれば、
一時的に成果が落ちるかもしれませんし、
手間も時間もかかります。


しかし、その不安を理由に
何も変えなければ、
組織は確実に停滞します。


変化を恐れない経営者だけが、
人が育つ土壌を
つくることができるのです。


まず必要なのは、
「本当にこのやり方が
今の時代に合っているのか?」
と自問することです。


社員が動かない理由を、
能力や意識のせいにする前に、
組織の前提を疑ってみる。


その小さな問いかけが、
変化の第一歩になります。


人が育つ会社は、
特別な制度があるわけではありません。


経営者の“前提”が変わり、
行動が変わり、
空気が変わる。


その積み重ねが、
結果として人を育て、
組織を強くしていくのです。


“当たり前”を疑う勇気を持つこと。


それこそが、
これからの時代における
経営者の最も重要な役割ではないでしょうか?



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