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金山 正明

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なぜ日本はイングランドに勝てたのか?経営者2人で本気で考えてみた

2026/04/05

先日のサッカー日本代表によるイングランド戦は、多くの人にとって印象的な試合だったのではないでしょうか。
結果としての「勝利」もさることながら、その内容は単なる番狂わせではなく、明確な意図と構造に支えられたものに見えました。
この試合をきっかけに、経営者同士で「なぜ日本は勝てたのか」をテーマに議論する機会がありました。
今回のコラムでは、その対話をもとに、経営の視点から見た“勝てる組織の条件”を整理してみたいと思います。

スターに依存しない組織はなぜ強いのか

まず議論の中で最初に挙がったのが、三笘薫の存在でした。
試合の中で局面を打開する力は際立っており、勝利に大きく貢献したことは間違いありません。
ただし、議論の中で共通認識として出てきたのは、「今回の勝利は三笘一人で勝った試合ではない」という点でした。
守備は組織として機能しており、誰か一人に依存する形ではなく、全体で崩れない構造ができていました。
その上で、三笘のような個の力が“決定力”として作用していた、という見方です。
これは企業経営にもそのまま当てはまります。
特定のエースに依存している組織は、一見すると強く見えますが、実は非常に脆い構造です。
人が変われば成果が出なくなる状態は、組織とは言えません。

戦略は「持つもの」ではなく「選び続けるもの」

次に議論となったのは、試合運びの柔軟さでした。
今回の日本代表は、強豪であるイングランドに対して無理に主導権を握ろうとはせず、守備をベースとした現実的な戦い方を選択していました。
この判断は、森久保監督の采配によるものと考えられます。
ここで印象的だったのは、「理想ではなく、勝つための最適解を選んでいた」という点です。
経営においても同様の課題があります。
戦略を一貫させることは重要ですが、それに固執するあまり、環境変化に適応できなくなるケースは少なくありません。
今回の対談では、「戦略は固定するものではなく、その都度選び続けるものではないか」という視点が共有されました。
つまり、“正しい戦略を持つ”ことよりも、“状況に応じて最適な戦略を選択できること”の方が重要だという考え方です。
変化の激しい市場環境においては、この柔軟性こそが競争優位の源泉になるのではないでしょうか。

自走する現場が組織の強さを決める

さらに議論は、選手一人ひとりの振る舞いにも及びました。
試合を通して感じられたのは、選手が単に指示を実行するのではなく、状況に応じて自ら判断し動いているという点です。
守備の強度やポジショニング、時間の使い方など、細かな局面での意思決定がチーム全体として機能していました。
これはすなわち、「現場が自走している状態」と言えます。
企業においても、現場の自律性は極めて重要です。
すべての判断を経営者やマネージャーが担う組織では、スピードも質も限界があります。
一方で、現場が自ら考え、判断し、動ける組織は、環境変化にも強く、持続的な成長が可能です。
対談の中でも、「経営者の役割は管理ではなく、任せられる状態を作ることではないか」という点で意見が一致しました。

勝利は構造によって生まれる

今回の日本代表の勝利は、決して偶然ではなく、
・個に依存しない組織構造
・状況に応じた戦略選択
・自走する現場
といった複数の要素が組み合わさった結果であると考えられます。
これらはすべて、企業経営にも通じる普遍的な要素です。
優秀な人材を採用することも重要ですが、それ以上に、その人材が最大限に力を発揮できる構造を設計できているかどうか。
そして、組織として再現性のある成果を出せる状態になっているかどうか。
今回の対談を通じて、改めて「強い組織は構造で決まる」という示唆を得ることができました。
スポーツの一試合に見える出来事の中にも、経営に通じる本質は確かに存在しているように感じます。

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