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高松 秀樹

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第136回:ソバーキュリアスというスタイル

2023/07/22

お酒を愛してやまない私ですが、古くから嗜好品として親しまれてきたお酒の文化は、時代とともに変化し続けてきました。

特に、近年は若者の「飲み会離れ」や「酒離れ」が進み、さらにはコロナ禍に入り飲食店の「営業自粛」、「宅飲み」機会の急増などもあり、酒類市場は大きな変革期に入っています。

最近は、若者を中心に「酒は飲めるけれど、あえて飲まない」という生活スタイルが広まりつつあり、「ソバーキュリアス」と呼ばれるスタイルであり、Sober(しらふ)とCurious(好奇心が強い)という英単語を組み合わせた造語とのこと。

欧米にて、2019年頃から流行り出し、日本でも同次期以降に、注目を集め出し、飲料大手各社は「ノンアル飲料の開発」に本腰を入れ、競争も激しくなってきているようです。

ノンアルコールはビールのみならず、ワイン、日本酒、サワーなど多岐にわたっていますが、最近では「ノンアルバー」なども各地で目にするようになってきました。

「飲む・飲まない」は個人の自由ですが、会社、職場において、「お酒を飲めるか飲めないか」で上司・部下間の信頼関係が変わってしまうような稚拙な問題も起こっているようです。

「飲みニケーション」などの言葉もよく耳にしますが、酒付き合いに寄ることのない、「公正な人事評価」や「コミュニケーション機会の創出」などは、今後の管理職に、さらに問われていくのでしょうね。

などという話を、某大手の管理職さんととある酒場でいたしましたとさ。