先日、中国・北京で開催されたハーフマラソン大会。
1万2000人のランナーと共に走ったのはヒト型ロボット。
衝突防止のため、人間とロボットはコースを分けて走ったそうです。
昨年開催された同大会では大半のロボットが完走できず、
優勝したロボットも人間部門の2倍以上の時間がかかりました。
ところが今年の大会で優勝したロボットの記録は50分26秒と、
人間が持つ世界記録(57分20秒)を上回る記録であり、
今大会の人間部門で優勝した選手よりも10分以上上回る記録。
1年という時間であっという間に人間を抜き去るという、
技術の進歩を見せました。
参加チームも前年の20から5倍以上に増え、
半分強は遠隔操作ではなく自律走行。
ラジコンのようなものではなく、ロボット自らが自律走行し、
21キロを人間を上回る記録で完走。
多くの技術者がこの大会での勝利を目指し、
耐久性、持久性、摩耗性への対応や冷却技術など、
様々な観点で開発を行い、結果を競い合いました。
1年前にテレビのニュースで見た時は、
コースを外れて操作不能になったり、遠隔操作しきれずに統制不能になったりと、
そういうシーンがピックアップされていて、
何気なく情報として素通りさせていましたが、
今年のニュースを見て驚きを隠せませんでした。
優勝したチームの技術者は、
速く走ること自体は無意味に見えるかもしれないが、
様々な技術が今後の産業への応用に波及していく、
とおっしゃっていました。
ハーフマラソン大会という、運動をしない技術者の方がいたとすれば縁遠い大会ですが、
技術の進歩を測ることのできる目指すべき大会があるのは、
多くの技術者にとって目標となり良い影響がありそうですね。
世界中で不穏な動きがあるので、
地球環境や生活への好影響に応用されるのであれば歓迎ですが、
軍事目的など、破壊活動へつながる分野への応用は避けていただきたいところです。