自分はきちんと義務を果たしているにも関わらず、
周囲との連携がうまくいかず結果が出ない時、どんな気持ちになりますか?
連携に問題があるのではなく、相手が義務を果たしていない時、
どんな言葉をかけますか?
ついイライラしたり、攻撃的な口調になったり、
義務を果たさない相手に対して責めてしまうことも多いと思います。
サッカー元日本代表の本田圭佑選手は、子どもの頃、
試合だけでなく練習であっても、うまく連携が取れない時、
また仲間のミスに対して、厳しく振る舞っていたそうです。
自分がいいパスを出しているのに、相手のトラップのミスでチャンスを失う。
自分が動いてスペースを作り、パスさえ出してくれれば点が獲れるのにパスが出てこない。
そういう時はイライラして、つい厳しい言葉をかけていたそうです。
明らかに実力差がある仲間に対して厳しい言葉を投げかけ続けることで、
その仲間は萎縮し、よりプレーができなくなる、そんな悪循環があったそうです。
「相手の気持ちがわからない人間に、良いパスが出せると思いますか?」
当時のコーチに言われた一言が、本田選手に大きな気づきを与えてくれたそうです。
サッカーというスポーツは、声をかけ合いながら連携し、
相手ゴールに攻め込み点を取るスポーツです。
また声を掛け合うだけでなく、相手が欲しいタイミング、
欲しい場所にパスを届け相手を崩し、得点を目指すスポーツであり、
相手の得点を防ぐスポーツでもあります。
だからこそ、今相手は何を考えているのか。どういう気持ちでいるのか。
それを理解するからこそ、良いパスが出せるのであり、良い選手に近づけるのだそうです。
チームや組織で仕事をしていて、うまくいかない時、
相手とのコミュニケーションが取れずイライラする時。
そんな時、ないでしょうか?
相手が今、どういう状況なのか。どんな気持ちなのか。
それを慮って相手が心地よく動けるように、こちらが段取りすること。
相手の気持ちを考え、気の利いた行動を取ることで余計なストレスを抱えることなく、
誰もが前向きに取り組めることも増えるはずです。
気持ちよく仕事に取り組める環境を、全員で作っていけるといいですね。