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深山 敏郎

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第54回 経営者のレジリエンス(4)経営者が自信を失った時こそレジリエンスが必要

2022/06/28

前回は、「経営者のレジリエンス(3)経営者の自信」でした。

今回は、「経営者が自信を失った時こそレジリエンスが必要」というテーマで考えてみましょう。
改めて経営者とはここでは起業家、事業承継者、雇われて経営を任されている人のすべてを含むものと考えてみます。

いろいろな経営者の方々とお話をしてみると、経営環境の激変によって倒産の危機に直面したことがある、という方がほとんどです。
それが中小企業になるとぐんとその比率が増えます。
経営者が自信を失いかねない局面と考えてよいでしょう。

経営者が自信を深めるプロセスは、一般に以下の流れでした。

1. 商品開発
2. 販売の成功
3. キャッシュフローを得る
4. 経営者の自信
5. 再投資して、上記1へ

ただし、常に上記のサイクルがうまく回るとは限らず、どこかでつまずくと次のステップへと進むことができません。そうした時に、余程の楽天家か自信家でないかぎり、われわれ経営者は多少にかかわらず自信を失います。

自信を失った時こそレジリエンスを発揮しましょう

経営者はそうした時にこそ、自らの復元力をフル活用できるのではないでしょうか。
事業が苦境に立った時、失った自信を回復するのは経営者本人にしか許されない特権です。
他の方々の支援があっても、それで自信を回復することは困難であり、自らが逆境をはね返すことでこそ、自信が回復できます。

レジリエンスとは、復元力であり、逆境をはね返す力そのものです。
人間はその内面に、生存し続けようという強い欲求を持っています。
われわれが仕事をするのも、食事をするのもそうした生存のための欲求を満たそうとしているからです。

事業がバランスを欠き、将来が悲観される状況だからこそ、経営者個人の内面に問いかけて逆境をはね返すパワーを発揮すべきではないでしょうか。

先人たちがさまざまな企業や商品を残してきたのも、こうした逆境をはね返してきたストーリーがあればこそです。

われわれ経営者も、先達にならい、厳しい環境にさらされても、少しずつでもそうした自身につながるサイクルをご一緒に回そうではありませんか。

次回は「経営者のレジリエンス(5)経営者の志」について考えてみたいと思います。

レジリエンスの高い人の特徴を詳しく知りたい方は、拙著:「レジリエンス(折れない心)の具体的な高め方 個人・チーム・組織」(セルバ出版)などをご覧いただければ幸いです。

toshiro@miyamacg.com (筆者:深山 敏郎)
株式会社ミヤマコンサルティンググループ
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