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長谷川 満

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第267回 その人材育成、現場任せになっていませんか? もう通用しない“昔ながらの育成”

2026/01/21

企業の現場を見ていると、
まだまだ
「人材育成=現場任せ」
という考え方が
根強く残っていることに気づきます。


新人が配属され、
上司や先輩がその都度その場で、
仕事を教える―


もちろんそれ自体は
悪いことではありません。


しかし、この方法だけでは、
今の人材育成には
限界があります。


なぜなら、現場任せの人材育成は
「属人的」になりやすく、
教育の質やスピードに
ばらつきが生じるからです。


私が人材育成の重要性を
強く意識するようになったのは、
大学生のときに
小学生のサッカーコーチをした経験が
きっかけです。


サッカーをプレーすることは好きでしたが、
教えることは全くの初めてでした。


最初は何をどう指導していいか分からず、
子どもたちは
ボールに群がるだけの“団子状態”に。


しかし、基本プレーを反復練習させたり、
練習メニューを工夫したりするうちに、
子どもたちは
みるみる成長していきました。


その経験から学んだことは、3つあります。
1. 人は成長する生き物である
2. 教育・育成は早ければ早いほど効果が大きい
3. 指導の仕組みがあることで、成長の速度や質は格段に上がる


これは企業での人材育成でも
同じことがいえます。


現場任せでは、どうしても
「先輩のやり方」
「上司のクセ」
に左右され、
全員に均一な学びや
成長の機会を提供することは
難しいものです。


特に新人や若手社員は、
育成の質に差が出ると
モチベーションが下がり、
離職のリスクにもつながります。


では、どうすればよいのでしょうか。


答えはシンプルで、
「仕組みとして人材育成を設計する」
ことです。


具体的には、以下のような取り組みが有効です。
・業務マニュアルや学習カリキュラムの整備
・研修やOJTの進捗を可視化する仕組み
・フィードバックや面談の定期化


人材育成を“見える化”し、
計画的に行うことで、
現場任せでは得られない
一貫性とスピードが生まれます。


さらに、上司や先輩も
「何を教えればよいか」
が明確になるため、
余計な迷いや属人性はなくなります。


今の時代、人材育成は
単なる現場任せでは通用しません。


企業が成長するためには、
人材の成長速度を
上げることが不可欠です。


そのためには、
人材育成を計画的に設計し、
仕組みとして実行していく―
これが新しいスタンダードです。


振り返ってみると、
あのサッカーコーチの経験が、
私の人材育成観の原点でした。


人は適切に導かれると、
誰でも驚くほど成長する。


だからこそ、
企業ももう一度、
自社の人材育成の体制を見直す時期に
来ているのです。



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