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高松 秀樹

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第116回:『安全・安心』なクルマ社会を実現していくために!

2023/03/04

「トヨタ」が、自動車メーカーとして初の「送迎バス置き去り防止装置」を2月末に発表しました。

販売店装着の純正用品として、ハイエース(幼児バス)、コースター(幼児専用車)向けに、4月からの発売を予定しているとのこと。

近年、送迎バス内に幼児が取り残され、亡くなってしまうという痛ましい事故が続けて起きてしまっていましたが、「トヨタ」によれば、このような「痛ましい事故を一件でも防ぎたい」との重いから、開発を進めてきたようです。

「子供をバスに忘れるような園は最低や、、」「子供を車に置き忘れるような親には愛がない、、」

事故のあとでは、そのような声が多数見受けられましたが、非難するだけで「ヒューマンエラーを減らせる」のであれば、それでも良し。

しかしながら、「徹底した確認をすれば良い」との考えがあっても、愛情があっても、人間は失敗してしまうという前提に立っての開発です。

エンジン停止後、運行スタッフに装置から音声案内で車内確認をうながし、その確認が実施されない場合や、確認を実施したものの、万一車内に置き去りにされた幼児などが自ら助けを求める場合に、車外へ警報を発することができるようです。

「今後も『安全・安心』なクルマ社会を実現していくために、あらゆる努力を進めてまいります」とのメッセージも添えておりますが、「販売後の事故に関して一切の責任を負わない」などと表明している他国の自動車メーカーとは対極な、誠実で、素早い対応には多くの賞賛の声が聞こえています。

さすが、世界のトヨタですね!