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豊岡 厚惠

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第65回 社員を信じる力2

2023/08/16

前回は信じる力は社員を変貌させると言うことをお伝えしました。

そして、それは一過性のものではなく、
人格レベルで変貌するので、

本当の意味で成長していかれるのです。

今日はそのお話をさせていただきますね。


研修をさせていただく上で
とても大切にしていることがあります。

それはスキルや「やりかた」よりも、
それ以上に

「考え方」や「人間力」といった土台が大切と言うことです。



下の木のイラストご覧ください。

しっかり根が張って、立派な木が立っていますね。

根っこの部分は、当然、土の中に隠れていて、目には見えない部分ですね。

私は、常にこの「目に見えない部分」を大切にしています。


どう言うことかと言いますと、


土から上の木は、根っ子がこんなふうに大きく張って、
しっかりと踏ん張れているから

大きな木に成長できたり、綺麗な花や、実がつきます。

しかし、
根っ子が弱っていたり、腐ってきていたらどうでしょう。

台風や嵐が来たら、綺麗な花や実も一緒に倒れてしまうかもしれません。


人の育成も同じことが言えると思っています。


いくら「能力」が優っていたとしても、
いくら、「スキル面」や「やり方」、を習ったところで、

木の根っこである

「考え方」「在り方」「価値観」「人間性」「仕事への姿勢」「哲学」「人生観」
などといった

人としての基盤が揺らいでいると、その能力も生かされません。

どういうことかと言いますと、


例えば、

東大を出て頭も良く、仕事も優秀であったとしても

人間力が乏しく、人からの支えが得られないとか、

自らの欲望を得るために人をおとしめるといった間違った考え方だと、

能力や才能があっても法に裁かれることにもなり得ないということです。


ですので
根っこがしっかりしていてこそ、

持っている能力や才能が大いに生かされていくということです。

私は人間力が向上するマナー研修や、
接客や接遇マナーを指導させていただいていますが、

人の気持ちを察したり、
思いやりや、優しさ、配慮や気遣いといった

目に見えないもの。

木で言う根っこの部分ですね。


この根っこにあたる、目に見えない部分が全ての基本だと言うことなんです。


人への「思いやり」であり
いかに「相手の立場に立てるか」

と言うことが根底であり、ベースであることを指導します。


まさに、この根っこの部分
ここをしっかり教育することで、

考え方、仕事への姿勢、価値観などが育まれ

仕事への意義や、なんのため、と言う目的などがしっかり確立されるので

一過性のものではなくなると言うことです



しかし、注意しなければいけないことがあります。


社員さんが成長すると言うことは
会社の質も向上します。

そこで管理職の方や、経営陣がかわらなければ、
元の木阿弥です

社員さんだけでなく、管理職の皆さんも

そして、経営者ご自身もまた成長していくことが問われます。


「この会社で働けてよかった」

「この社長に出会えてよかった」

「この上司のお陰で学べた」


そんなふうに思ってもらえてこそ、互いが幸福です。


そうなるためには、

「当たり前のことをただひたすら当たり前に実践する」だけのなのです。


人をリスペクトし、思いやり、その人がどうしたら生かされていくのかを

常に考え、行動するだけです。


今回も最後までお付き合いくださりありがとうございました。


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