第209回 どんな仕事でも使命に生きることはできる!
2025/05/05
息子が6歳の頃の出来事です。もう16年以上も前の話。
家の目の前に100円ローソンがありました。
その100円ローソンの店長さんは、名物の『おばあちゃん店長さん』でした。
パートから店長になった初めての方だそうです。
そのおばあちゃんは、『100円ローソンの店長さん』です。
でも本人は『ここはお母さんの駆け込み寺』と思っていたのです。
お母さんたちが、買い物のついでにおばあちゃん店長さんにちょっと愚痴をこぼしたり、相談したり。
もしかしたら相談ついでに買い物していたかもしれません!
なんといっても店長さん本人が『ここは駆け込み寺』と思って、生きがいを感じていたのですから!
お買い物するのは、お母さんたちがメイン。
なので、とっても流行っていました。
忘れられないエピソード
そのころの忘れられないエピソードがあります。
その頃の私は、DVから逃げて、養育費も実家もなく小さなボロアパートで必死に子育てしながら暮らしていたんですね。
仕事から帰ると息子が家にいない!
慌てて探し回ると、100円ショップにいました!
「遅くなって、本当に本当にごめんね!おうち帰ろう〜」
というと・・・
なんと、息子は七味唐辛子の『品出し』をしていたんです!
「あ、お母さん、おかえり〜。
今、僕、品出ししてて忙しいから、先に帰っててよ!
新しいのを奥に入れて、古い瓶を前に並べないといけないんだよ!こうやってラベルが前に向くようにね!綺麗に並べないといけないんだよ!」
隣では、おばあちゃん店長さんがニコニコしています。
「店長さん、本当にごめんなさい。ご迷惑おかけして。そして、ありがとうございます!」
というと、店長さんは
「お仕事手伝ってもらって、本当に助かっちゃうわ〜」と。
子どもに仕事を教えると、すっご〜く時間も手間もかかります。
助かるなんてことは絶対にないのです。
でも、そんな伝え方をしてくださったんです!
私は、もう本当に感動して涙がこぼれました。
今、何をしていても使命を生きられる!
おばあちゃん店長さんのお仕事は『コンビニ店員』。
でも、本人は「ここはお母さんの駆け込み寺」と意味付けし、とても生きがいを感じて、地域に人に愛され感謝されながら仕事をしていました。
この姿勢だけではなく、息子にしてくれた対応は、ただ1人でいる子を保護しただけではなく、子どもの自尊心を育てることをしてくれました。
ただただ感動!
脱帽!
この嬉しすぎる衝撃はいつまでも色褪せることなく私の記憶に残っています。
このように、
日常で出会う『普通の人々』から、たくさんのことを学びます。
おばあちゃん店長さんからは、自分の中に『あり方・哲学』があれば、どこで何をしていても使命に生きられる!
それを学びました♪
また、ただ保護をするだけではなく、子どもが寂しい思いをしないように役割を与えて自尊心まで育つような関わりをしてくれた、そのことにも深い感銘を覚えました。
今日は息子が6歳の頃の日常のひとコマをシェアしました。
どんなふうに受け取ったか、よかったら感想を教えてくださいね!
感情対話®オンライン講座(今だけ無料)
どんなにこじれた人間関係も根本解決できる!