「ブラック企業に入ってしまった…」
そんな嘆きを、
これまで何度も耳にしてきました。
けれど、私はこうも思うのです。
『ブラック企業を選んだのも、
ホワイト企業を選んだのも、自分だと。』
確かに、
過酷な労働環境や理不尽な上司に
苦しめられている方がいるのも事実です。
しかし、それでもなお私たちは、
自らの意思でその会社に入社し、
働くことを選んでいるのです。
つまり、
「ブラック企業で働くことを選択したのは自分」であり、
「その企業を見抜けなかった」という点では、
自己責任の側面が否定できません。
ここで一つ考えてほしいのは、
「ブラック企業」という言葉が持つ
“ラベル化”の危険性です。
他責思考で
「うちの会社はブラックだ」と
決めつけてしまえば、
どんな企業もブラックに見えてきます。
どこに行っても、
「社長がワンマンだ」
「評価が不透明だ」
「残業が多い」と、
不満を見つけることは簡単です。
けれど、自責思考でこの状況を
捉え直してみたらどうでしょうか?
「この厳しい環境で、
私は何を学べるだろうか?」
「理不尽な上司の下で、
どう自分を守りながら結果を出せるか?」
「限られた時間の中で成果を出すには、
どんな工夫が必要か?」
そう考えると、
ブラック企業と呼ばれる環境での経験も、
自分の成長につながる
“鍛錬の場”に変わってくるものです。
もちろん、過労死やパワハラといった
法令違反レベルの労働環境は論外です。
そういった場合は、
速やかに職場を離れ、
自分の身を守る行動が最優先です。
でも、もしあなたが何でもかんでも
「今の会社ってブラックかも…」
と感じているなら、
一度、自分の“受け止め方”を
変えてみることをおすすめします。
ブラック企業にいることが悪なのではなく、
その経験をどう解釈し、
どう活かすかで、
その後のキャリアは大きく変わるのです。
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