2024年に創設された「日本新規事業大賞」をご存じでしょうか?
「オープンイノベーション」や「異業種連携」などが進んでいる昨今、歴史ある「大企業」であってもスタートアップに負けない「挑戦」が求められています。
これまでにも多くの大手企業で「企業内起業家」は生まれ、その挑戦が「新たなサービス」を生み出してきましたが、さらなるムーブメントを目指し、「新規事業開発」を支援する企業群が集結して、「優れた新規事業を表彰」するアワードとしてスタートしたのです。
昨年の「第1回大賞」は、「東レグループ」発の新規事業「MOONRAKERS」に授与されたのですが、同事業は「東レ発の先端技術」を搭載した「ファッションプロダクト開発」と在庫リスクを持たない「D2C事業」として展開を続けています。
そして「第2回」となった本年は、「キリンホールディングス」発、キリンのAI予測を使った薬局版・処方薬の置き薬「premedi」のCowellnexが大賞を受賞したのです。
調剤薬局の棚の多くを占めるのは、頻繁に使われる医薬品ではなく、処方頻度の低い「ロングテール在庫」と呼ばれる医薬品であり、これらの在庫は予測が困難で、「在庫管理の煩雑化」や「廃棄ロスの原因」になっていたのです。
そこで、「キリングループ」が有する知見やAI技術を活かし、データに基づいて「在庫の最適化」を提案し、薬局の機会損失や廃棄ロスの削減、業務効率化を支援するのだそうです。
今後も大手企業のさらなるチャレンジを楽しみにしているのです!