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金山 正明

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第200回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

2025/05/25

株式会社サイバーテック 代表取締役社長 橋元 賢次様(其の4)

今回の対談は、株式会社サイバーテック代表取締役社長 橋元 賢次様にご協力頂きました。
株式会社サイバーテック様は「ITによる社会貢献」を理念に、マニュアルDX事業、Web CMS事業、開発・制作支援事業を展開されております。
今回は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づきをお届けします。

今回対談の中で、橋元社長の道を切り開く技術と情熱、そして趣味(将棋)を通じた社内文化醸成の取り組みという点がとても印象に残りました。

道を切り開く技術と情熱

橋元社長のキャリアは、半導体開発という閉ざされた分野から「インターネット」という開かれた世界への転身から始まりました。
インターネットの登場に魅了され、副業で始めたWeb開発が本業を超えるほどの情熱に変わり、1998年の創業に至ります。

橋元社長の創業ストーリーから感じたことは、「面白さを感じたときに素直に動くこと」の大切さです。
安定したキャリアにとどまるのではなく、自分が価値を感じるものにリスクを取って踏み出すことが、道を切り拓く原動力になるのだと思います。

また、創業初期はLinux技術を軸に事業を展開していましたが、やがてXMLという柔軟なデータフォーマットに出会いのめり込んでいきます。
特に世界初のXMLデータベース「eXcelon」との出会いを契機に、サイバーテック社は製品開発に注力し、現在では文書管理・マニュアルDXを軸とする事業を展開する“製品ベンダー”へと進化しました。
「技術との偶然の出会い」は事業に大きなインパクトをもたらすんですね。
ただその出会いというのは、偶然のように思えません。
日々の技術への探究心と“トライしてみる姿勢”が出会いを呼び込んだのだと思います。

将棋がつなぐ「論理思考」と企業カルチャー

もう一つ印象に残ったのが、将棋を活用した企業カルチャーの作り方です。
プライベートでも将棋に情熱を注ぎ、社内に将棋部を立ち上げた橋元社長。
その背景には、「論理的思考を大切にする企業文化を育てたい」という強い思いを感じました。
将棋を通じて、社員間の交流だけでなく、採用や企業ブランディングにも波及していく未来を見据えています。
特に中小企業では、カルチャーの共感が人材採用や人材定着に直結することを改めて感じさせられました。

最後に、橋元社長との対談は、「自分が信じたものを深掘りし、環境の変化に応じて柔軟に舵を切る」ことの重要性を教えてくれました。
技術、ビジネス、個人の情熱、そのどれか一つではなく、それらを掛け合わせてこそ、強くしなやかな企業は生まれるのだと感じさせられました。

今週は株式会社サイバーテック代表取締役社長 橋元 賢次様との対談から得た学びと気づきをお届けしました。
ご協力いただきました橋元 賢次様には感謝申し上げます。
これからの益々のご発展をお祈り申し上げます。

会社情報

会社名:株式会社サイバーテック

所在地:東京都渋谷区道玄坂1-20-1 Osawa Bldg.5F
HP:https://www.cybertech.co.jp/
事業内容:
・読んでもらえるマニュアルに!「マニュアルDX事業」
・まるごとプロにお任せ!「Web CMS事業」
・ITサービスや開発業務をリーズナブルに!「開発・制作支援事業」