本日、2025年7月22日は「大暑」。
一年でもっとも暑さが厳しく感じられる頃とされています。
夏といえば
花火、夏祭り、浴衣、かき氷、スイカ、蝉、風鈴、扇風機、蚊取り線香、麦茶、ラムネ、素麺などが思い浮かびます。
その中でも、花火や夏祭りで浴衣を着る方の履物といえば、下駄。
そして、7月22日は「下駄の日」。
伝統的な履きものである下駄の良さを見直してもらいたいという思いから、全国木製はきもの業組合連合会によって制定されました。
下駄を作る際の寸法「7寸7分」の数字から7月に、下駄で歩いた跡が漢字の「二」に見えることから22日の日付となりました。
1寸は約3.03cm、1分は0.303cm。
下駄の寸法とされる7寸7分は約23.3cmとなります。
「カランコロン」という音を聞くだけでも風情を感じます。
(昨今はゴムが貼り付けられて音のならないものが主流のようです)
下駄には、以下のような効果が期待できます。
足の筋力アップとバランス感覚の向上
下駄を履いて歩くことで、足の指を使い、足裏全体で体重を支えるため、足の筋肉が鍛えられ、バランス感覚が向上します。
特に、足指の機能を高め、浮き指の改善にも効果があると言われています。
外反母趾や偏平足の予防・改善
下駄を履くと、足の指が自由に動き、足裏全体で地面を掴むように歩くため、足指への負担が軽減され、外反母趾の予防・改善に繋がります。
また、土踏まずの形成を促し、偏平足の改善にも効果が期待できます。
姿勢の改善
下駄を履くことで、重心が足裏全体に分散され、正しい姿勢を保つことができるため、猫背や腰痛の改善に繋がります。
血行促進
下駄を履くと、足の指が刺激され、足裏のツボが刺激されるため、血行が促進され、冷え性やむくみの改善に繋がります。
脳の活性化
足裏のツボは、脳に繋がっていると考えられており、下駄を履いて歩くことで、足裏のツボが刺激され、脳の活性化に繋がると言われています。
水虫予防
通気性が良く、足が蒸れにくいため、水虫の原因となる蒸れやニオイを抑える効果も期待できます。
下駄は足の健康だけでなく、全身の健康にもつながっています。
歴史あるモノには、必ず意味がありますね。
この機会に、下駄をゲットしてみてください(笑)。