工藤公康さんに学ぶ、未来を見据えた組織マネジメント
2025/09/07
先日、明治安田生命さんにご招待いただき「MYビジネスフェア」に参加してきました。
一部の特別講演では、元ソフトバンクホークス監督の工藤公康さんが登壇され、「未来を見据えた組織マネジメント~実現のための思考と行動~」をテーマにお話を伺いました。
テレビで野球解説を耳にする機会はありましたが、工藤さんの「組織論」を聴くのは今回が初めて。
7年間で5度の日本シリーズ制覇を成し遂げた裏側には、どのような思考と行動があったのか、そのエッセンスを凝縮した1時間は、あっという間に感じました。
監督は“見守る”のではなく“動く”
印象的だったのは「監督のあり方」についてのお話です。
監督は選手を遠くから見守る存在ではなく、自らがチームの中心で動き、目標に向かう原動力にならなければならない。
工藤さんが監督を任された際、孫正義オーナーからは「10連覇できるチームを作ってくれ」と言われたそうです。
頭が真っ白になったと振り返りつつも、すぐに「監督として自分は何ができるか」を考え、自ら学び、変わり、コーチ陣を巻き込みながら組織づくりを進めていった。
その姿勢が強く心に残りました。
選手との向き合い方と言葉の力
次に印象的だったのが「選手との関わり方」。
データ分析をもとに選手と膝を突き合わせて対話し、常に「監督室の門は開いている」と伝えてオープンな関係を築いていたそうです。
特に心に残ったエピソードは、結果を出せず苦しむ選手への声掛けです。
「俺が責任を取るから、思い切ってやりたいことにチャレンジしてみな。」
結果を求められる厳しい世界だからこそ、背中を押すひと言が選手に大きな力を与える。
監督の観察力とタイミングを見極めた言葉が、選手を前進させる原動力になるのだと感じました。
組織マネジメントの本質
工藤さんの講演から学んだのは、組織を率いる上で大切なのは「監督自身が学び動くこと」と「個をよく観察し適切に言葉をかけること」。
これは野球だけでなく、私たちの仕事や組織運営にも通じる普遍的なポイントだと思います。
1時間のお話は本当にあっという間で、もっと聞きたいと感じるほど充実していました。
その後の懇親会では500名規模ということもあり、なかなかじっくりお話はできませんでしたが、このような貴重な学びの場を提供してくださった明治安田生命さんに感謝したいと思います。
人材開発、組織開発について考える
人から学ぶって本当に大切なことですよね。
日々の出会いや学びを活かせるようにしたいですし、今までの経験をもっと多くの方々にGiveできるように今後も活動を続けていきたいと思います。
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