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三原 勇気

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第11回 ぎゅぎゅっとハッピーの考え方

2022/11/05

保育園でハッピーな循環を巻き起こすために、
大人にも子どもにも自分自身にも活かしていきたい考え方
『ぎゅぎゅっとハッピー』についてまとめていきます。


ぎゅぎゅっとハッピーとは、
自分のことをやさしくまるごと抱きしめる考え方のことです。

心理学用語でいう『自己受容』を基に構成されています。
自己受容とは、あるがままの自分を理解し認めたうえで、
全てを受け入れることを指します。 

あるがままの自分とは
『いいと思っている部分』も『悪いと思っている部分』も
全てひっくるめての自分のこと。 

もちろん「~できてすごいね!」「よく~できるね」と
”いい結果に基づく肯定“も自信につながるので必要です。

しかし、そこだけに偏ると
『いいと思っている部分』『他者から評価してもらえる部分』だけが〇で
『それ以外の部分(悪いと思っている部分)』は×
という思考が生まれる可能性があります。

大切なことは、自分のことを〇×のジャッジをすることなく、
まるごと含めて自分自身なんだと認めること。

嫌な部分を受け入れたくない自分の気持ちさえも受け止めることです。
そう思った自分もまるごと抱きしめて——。

ただ、あるがままを受け入れるからといって、ずっとダラダラして自分勝手に生きることを推奨しているわけではありません。

自分にぎゅぎゅっと寄り添いながら対話をしていくことで、
本音である心の声に辿り着くことができるのです。


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例)
イライラして部下にキツい口調で伝えてしまったとき
心の声『本当はどんな気持ちだったの?』
自分『伝えたことが伝わっていなくて悲しかった』
心の声『そうかぁ。悲しかったんだね。本当は、部下に対してどんな存在になりたいの?』
自分『本音で話し合えて困ったときも頼ってくれるような存在でありたい』
心の声『そんな存在にきっとなれるよ。大丈夫。頼ってくれるような存在の人だと、どんな行動をするかな?』
自分『言い過ぎたことを謝って、伝えたことが重要な理由を話してみる!』
心の声『いいね!やってみよう!』
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このように自分や他者の可能性を信じて、なりたい姿・成し遂げたいことに向かって自分を応援し続ける。
それでこそ、ぎゅぎゅっとハッピーなのです!


”子ども達の笑顔が輝く保育” ”自分のやりたい保育”が
自然発生的に起こる組織作りに
是非活かしてみてください!