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星 寿美

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第91回 自信が欲しい人必見『自信はある/ないではない』

2023/01/16

自信が欲しいから何かしらの資格を取るという方や、自信が欲しいから○○を成し遂げる、という思考の方がいらっしゃいます。

私も20代30代の頃は「自信が欲しい!」と強く感じていたので気持ちはよくわかります。

(ちなみに10代までは、自尊心が低すぎるのと、その日生きることに精一杯で「自信うんぬんすら考えられない」という状況でした。)

そんな私が、思い描いた『なりたい自分』になれた時。
(もちろん、今もプロセスの途中。死ぬまで成長し続けます)

「あぁ、自信って、あるとかない、じゃぁないんだな!」と実感しました。

無条件(ダメでも素晴らしくても何でも)で、丸ごとの自分を信じられる状態。
そんな状態を自信って言うんじゃないかなって思たんです。

そもそも自信という字は「自分を信じる」と書きますからね♪

もちろん、何かに合格した時や、何かを達成した時は嬉しいですよね。
その喜びはあると思うけれど「だから自信がついた」だと、何かを達成できない自分は自信がないってなると、私は思うんです。

でも、無条件の自分を信じられると「自信が欲しいから」というモチベーションで動く100倍のパワーで動けるような気がしています。

どうしてそこに気づけたのか?

私は、37歳になる直前で出産。
正規産では日本一小さな赤ちゃんを産みました。
保育器の中で初めて瞳を見た時「この子はなんでもお見通し!この子が見ている!自分を生きよう!」と腹を決めました。

息子が3歳の時に、DVから逃げて、4畳半の小さなアパートで息子と2人、人生を再出発してから、本当の自分の人生が始まりました。

だから、私が「本当に自分らしく生きよう!」と歩き出したのは40歳から。
それから10年くらいして50歳くらいの時「どんな自分も信じられることが自信なんだ!」って心底実感しました。

その10年の間、自分の感覚を信じてチャレンジし続けていたんです。
もちろん、自信なんてカケラもありません(笑)ついでに、お金も資格も人脈も何もありません。

でも自分の「こうしたい」という思いを形にするために、ひたすらチャレンジしてきました。
うまくいかないことばかり。
でもずっと走り続けていました。

・会社を立ち上げて、企業へ『自走組織を育成する』というサービスを始めたり。
・子どもを公教育ではなく、オルタナティブ教育のフリースクールに通わせて選択的不登校を貫いたり。
・あるときは子連れでマレーシアに行き事業海外展開にチャレンジしてみたり。
・人前が怖いくせに(幼少期の体験から人の目が恐怖)セミナーや講演活動を始めてみたり。
・本を出版してみたり、バンド活動を始めてみたり。etc・・・

がむしゃらに走り続けました。
4畳半のアパートで家賃も光熱費も払えず、震えていたところから、がむしゃらにチャレンジし続けて、あの頃夢見た自分になってみると・・・

「あぁ、自分の感覚を信じて動くこと。それがダメでもなんでも、この自分の感覚を信じられる状態が自信なんだ」って言葉だとうまく表現できないのですが、すごく実感できたんです。

あんなに「私なんてダメ」って思い込んでいたのに、今は「私が大好き」と心から思えます。
うまくいかないことなんて、今でもたくさんあります。
でも、だから面白い!生きているって面白い!って感じられるんです。

それは、自分の感覚を信じられるから。
自分が決めている感覚があるから。

息子と2人で、文字通りの無一文から人生を再出発してから17年。
息子も20歳!私ももうすぐ56歳になります。

不思議なもので、チャレンジし続けていると、歳をとれば取るほど楽しいんですよね。
これからの自分が楽しみで仕方がない!

これからも失敗をたくさんするでしょう。
でもだから学べるし成長できる!
成長欲が年々強くなっていきます。

自分の感覚のまんまチャレンジし続けている私が、私は大好き!
どんなにへっぽこで失敗が続いた時も、そう思える。

そんな風に思える私に育ったのは息子のおかげ。
息子が私の育ての親なのです。
感謝あふれる〜。

自信とは自分を信じること

だから、自信とは自分を信じることだと私は感じています。
自分を信じるとは「自分の感覚を信じて行動を起こせること」

何かにチャレンジする、ということもそうだし、何もしないという選択もそうです。
自分の感覚を信じて、自分で決断し、それを実行していること。

その状態って、結局何も達成できていなくても、ダメダメな自分でも、そして素晴らしい自分でも、なんでもいいんです。
そんなふうに私は自分の人生を通じて実感しています。

あなたの場合はどうですか?