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長谷川 満

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第155回 社員数10人超えたら――成功する仕組み化のススメ

2023/11/29

中小企業の成長において、
社員数が10人を超えたら
社内は仕組み化を推進しております。


このアプローチは、
組織が拡大し、複雑性が増す中で
経営の安定性や生産性を向上させる
重要な要素となっています。


では、なぜ10人を超えた瞬間から
仕組み化が不可欠なのでしょうか?


1. 情報の流れの効率化
社員数が10人を超えると、
情報の伝達が一層複雑になります。

個々のプロジェクトや業務が連携を必要とし、
効果的な情報共有が求められます。

仕組み化により、
情報の流れを透明かつ効率的に管理でき、
情報の欠落や漏れを
最小限に抑えることが可能になります。


2. タスクの明確な役割分担
組織が大きくなると、
各メンバーがどのような役割を果たすかを
明確にすることが難しくなります。

仕組み化は、
各人の担当範囲や責任を定義し、
効果的な役割分担を促進します。

これにより、作業の効率が向上し、
チーム全体の生産性が向上します。


3. 新メンバーのスムーズな組織参加
社員数が増えると、
新たなメンバーが組織に
参加する頻度も増えます。

仕組み化は、
新メンバーがスムーズに組織に溶け込み、
迅速に業務に参加できるようにサポートします。

明確なプロセスやトレーニングプログラムを
導入することで、
新規参加者の適応期間を短縮し、
生産性の低下を最小限に食い止めます。


4. 変化への柔軟な対応
市場や業界の変化は避けられません。

しかし、変化に迅速かつ柔軟に対応することは、
成功する企業にとって不可欠です。

仕組み化された組織は、
変化に対応するための柔軟性を確保し、
迅速な意思決定を可能にします。

これにより、競争の激しいビジネス環境での
生存力を高めることができます。


5. 組織文化の醸成
仕組み化は、
組織全体に一貫性のある文化を
醸成する手段ともなります。

共通の価値観や目標に基づく仕組みは、
社員が協力しやすくなり、
組織全体の方向性を明確にします。

これにより、社員同士の連携が強化され、
チームワークが向上します。


最後になりますが、
社員数が10人を超えたら、
組織の仕組み化は成長のための鍵となります。


効率的な情報共有、明確な役割分担、
新メンバーの円滑な組織参加、
変化への柔軟な対応、
そして組織文化の醸成

これらの要素が組織を成功へ導く道です。


仕組み化を進め、
組織全体の効率性と透明性を高め、
持続可能な成長を実現しましょう。