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高松 秀樹

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第165回:大手の研究所

2024/02/10

大手各社には、様々な「研究所」がありますが、「スマイル角膜研究所」の存在をご存知でしょうか?

仕事でのPC活用の増加やスマートフォンの普及など、私たちの目をとりまく環境は大きく変化していますが、「目にかかる負担」は私たちが思っている以上に甚大です。

目の状態において、当てはまっている症状があれば「要注意!」と警鐘を鳴らす存在として、生活用品メーカー大手「ライオン」さんがweb上で「研究結果」及び「対策商品」を紹介しているのが「スマイル角膜研究所」です。

こちらの記事の情報源は、疲れ目をこすりながら本コラムの題材を探している際に見つけたのですが、「ライオン」社をはじめとする「日用品関連」の商材を提供する会社のHPは馴染みある商材の由来などを紹介しているものが多く、とても親しみやすい雰囲気です。

そんな同社が、3月15日より「スマイル角膜チェッカー」のサービスを開始するそうですが、スマートフォンで瞳の写真を撮るだけで、角膜と涙の状態をスコア化し、トータルスコアを5段階で表示する「瞳のAIチェック」など、瞳や角膜、涙の健康などに関するユニークな「コンテンツ」が充実しているようです。

コンタクトレンズを活用し、ドライアイでもあるため目薬が手放せない私にとっては興味深く、サイトオープンが待ち遠しい限りです。

せっかくだからと、「社名の由来」なども眺めてみると、明治24年(1891年)に「小林富次郎商店」として創業した同社ですが、
石鹸・マッチの原料の取次販売から始め、石鹸の製造・販売も手掛ける中で、明治29年(1896年)に「獅子印ライオン歯磨」を新発売しましたが、当時、売れ行きがよい歯磨には「象印」や「鹿印」などの「動物の名前」をとったものが多かったため、他社に一歩抜きんでた印象があり、かつ歯磨にふさわしい動物はないものかと思案する中で出てきたのが、百獣の王のライオンだったとのこと。

ライオンの歯牙は強くて純白であり、歯磨の商品名として効果的であると考えたのだとか。

当時は、一般的にライオンは和名の「獅子」と呼称されていたので、「獅子印ライオン歯磨」の商品名で売り出すことになり、商標登録をしましたが、その後、洗濯石鹸の商品名としても「ライオン」を使用し、「ライオン」は歯磨や洗濯石鹸のブランドとして親しまれ、現在の社名である「ライオン株式会社」の由来となったようです。

さて、そろそろ目を休めようと思いますので、こちらにて失礼いたしますね。