「こんなに頑張ってるのに、どうしてわかってくれないの?」
ふと、そんな思いが心に浮かんだことはありませんか?
この言葉。
実は、自分の心が疲弊している『危険サイン』かもしれません。
職場にいる、あの人。
一生懸命なのは、みんな知ってる。
真面目で、責任感もある。でもなぜか、ちょっとした一言に、周囲がピリッとする。
近寄りがたい空気が流れる。
そんな経験、ありませんか?
「なんでわかってくれないの?」
「もっと評価されるべきなのに」
「私ばっかり頑張ってる!」
その思いが強くなればなるほど、まわりとの距離はどんどん広がっていくのです。
この「こんなにやってるのに」は、実は無自覚に出てくる自分視点の言葉。
・私だけが大変
・私だけがしんどい
・私だけが頑張ってる
でも、冷静に見てみてください。他の人だって、実は頑張ってる。
例えば、
・シングルマザーとして仕事と育児を両立している人。
・介護をしながら、仕事に全力を注いでいる人。
・見えないところで、家庭に大きな課題を抱えながらも、毎日出社している人。
表には出さないだけで、みんなそれぞれの事情を抱えながら、踏ん張ってるんです。
「子どもがいるから大変なんです!」「子どもがいるので、できません!」などと、子どもを免罪符のように使われちゃうと、
「子どもがいない私だって」と傷つく人もいるし、「子どもがいても、みんな何とか頑張ってる。それに、どう考えても他の人よりずっとラッキーな環境じゃん!」
って、子どもがいない人からも、いる人からも、どちらからも反応されちゃう。
自分の大変さを伝えたい。
その気持ちはよくわかります。
でも、その伝え方によって、周りを知らず知らずのうちに遠ざけてしまうのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
その答えは、意外とシンプルです。
まず、立ち止まる。
「あれ?私、わかってほしいモードに入ってるかも…」そんな風に、自分に気づけたら大成功!
まずは深呼吸。
無理して走り続けるのをやめて、少しだけ心に余白をつくる。
そして、自分にこう問いかけてみてください。
「頑張ってるのは、本当に自分だけ?」
「他の人の頑張りを、私はちゃんと見てるかな?」
人間は、誰かに「わかってもらいたい」と願う生き物です。
でも、同時に「わかってもらえる」には、順番があります。
わかってもらいたいなら、まずは相手をわかろうとすること。
「私は頑張ってる。」ではなく、「あなたも頑張ってるよね。」と思えたら。
そこから、関係性はガラッと変わります。
それに、子どもの事情で誰かに仕事を変わってもらった、などの時に、
「ありがとうございます!助かりました。」って感謝を伝えるだけでも、関係性は全く変わってきます。
だから、変に『免罪符』にしたり、変に『卑下』したり、変に『開き直ったり』しないで。
周りの人に感謝を伝えつつ、周りのことも見えてくると、それだけで、周りとの関係性が変わるものですよ!
またもし、あなたの周りに、
「こんなにやってるのに、なんでわかってくれないの!」と言っている人がいたら…
その人の頑張りをまず認めてあげてください。
そして、そっとこう伝えてみてください。
「あなたが頑張ってること、みんなわかってるよ。でも、周りの人も同じように頑張ってるんだよね。一緒に認め合っていけたらいいね。」
「わかってほしい」と叫ぶ前に、「まず、わかろう」と一歩踏み出せたとき。
人間関係は、驚くほどスムーズに動き始めるものです。
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