今日6月17日は「おまわりさんの日」。
1874年(明治7年)、「巡査制度」の開始に伴って「警察官」という職業が誕生しました。
「おまわりさん」という呼び方は、警察官が地域を巡回(パトロール)することから「巡る」という言葉が変化して生まれたそうです。
ちなみに、警察法に定められている階級は以下の9つになります。
・警視総監(けいしそうかん)
・警視監(けいしかん)
・警視長(けいしちょう)
・警視正(けいしせい)
・警視(けいし)
・警部(けいぶ)
・警部補(けいぶほ)
・巡査部長(じゅんさぶちょう)
・巡査(じゅんさ)
普段、警察官の方と接する機会は限られているかと思いますが、たまに警察官の人が家に来ることがあります。
それは、「巡回連絡」です。
犯罪予防や事故防止情報を周知する活動で、意見や要望も聞いてくれます。
また、「巡回連絡カード」の記載・確認をお願いされます。
巡回連絡カードとは、
・火災や地震により被害に遭われたとき
・外出先で、ご家族が交通事故等に遭われたとき
など、非常の場合の連絡に役立てるものです。
簡単にいうと、「住民に何かあったときの連絡先」が記載されているものです。
巡回時には、住んでいる人や連絡先に変更がないかなどを聞かれます。(初めての場合は記載依頼)
ちなみに、巡回連絡カードの記載や個人情報を教えるかは「任意」です。
警察官を装った詐欺の横行やコロナ禍もあり、協力してもらうのも一苦労のようです。
先日、たまたま巡回連絡の場に立ち会うことがありました。
・インターホンが鳴って画面をみると警察官が1人で写っていました。
・インターホンで対応すると、巡回連絡とのこと。
・詐欺の疑いもあるので、警察手帳の提示をお願いしましたが、画像に残るところでは見せられないとのこと。
・恐る恐る玄関の外にでていくと、きちんと警察手帳を提示されました。
「見ても本物か偽物かの判断はつかないと思いますが・・・」と言っていました。
・巡回連絡カードについての説明を受け、その情報に修正があるかなどを聞かれました。
・本来は数年に1度の頻度で訪問するべきところ、だいぶ久しぶりになってしまったとのこと。
・国勢調査やマイナンバーなどの情報と紐づけは出来ないかと質問してみました。
・まったく別なので、その情報が警察にくることはないとのことでした。
そんなやりとりを5分程度して終了となりました。
非常に「個人情報」について、考えさせられる出来事でした。
住民登録、国勢調査、運転免許など、行政機関に登録している個人情報があります。
別に監視されたいわけではないですが、せめて住民情報に関しては共有してもよいのではないかと思ってしまいました。
犯罪防止の観点から、警察官が巡回することに意義も感じながら、何が最新情報かの判断がつかない現状。
賛否両論あるとおもいますが、「それぞれが何の為に実施するか」ではなく、「正しい情報を共有することで何ができるか」を考えることも必要なのかもしれません。
人口減少の未来向けて、いろいろと考えさせられますね。