「人を採用するため」
「人を育てるため」
人事の仕事について
こう語られることは多くあります。
確かに、それ自体は間違いではありません。
ただ、その説明では
どこか物足りなさを感じませんか?
なぜ、物足りないのか。
それは「何のために人材採用するのか」
「何のために人材を育てるのか」
という“目的の一歩先”にある
“本質”が見えていないからです。
企業が人材を採用し、育てる理由は、
単なる人数合わせや
スキルアップのためではありません。
また、時代的に、人材を採用せずに、
ロボットやAI、DXを活用することも、
労働力を強化することにつながることもあります。
本来、人事の仕事は、
企業の成長や発展を支えるために
存在しています。
もっと言えば、
企業のビジョンや経営目標を達成するため。
さらには、お客様に価値を届け、
成果を生み出すためにあるのです。
なので、私は、「人事の仕事」をこう定義しています。
「人事の仕事は、
徹底的にスリムにして、
企業が本業にまい進できる環境を整えること」
たとえば、
「人を採用しなくても業績を上げられる仕組みは作れないか?」
あるいは「人材育成を、集合研修や座学なしで実現できないか?」
そうした問いを常に持つことが、
人事の本質に近づく第一歩だと考えています。
特に中小企業は、
リソース(人・時間・予算)が限られています。
だからこそ「最小の労力で最大の効果を出す」ことが
求められます。
そしてそのためには、
やるべきこと以上に
「やらないこと」を
決める勇気が必要になってきます。
現在取り組んでいる人事施策の中に、
「目的が曖昧なまま継続されているもの」はありませんか?
「これ、本当に必要?」と、
一度立ち止まって見直してみてください。
人事の役割とは、
人に関する“手段”を考えるだけではありません。
経営の“目的”と結びつけて、
“必要な施策を、必要な分だけ行う”こと。
そして、会社の未来にとって
最も価値ある判断を下すことです。
あなたの会社の「人事の仕事」は、
目的に沿っていますか?
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