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加倉井 正和

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第253回 スマホ使用条例(その弐)

2025/10/14

以前の記事にしました、愛知県豊明市の「豊明市スマートフォン等の適正使用の推進に関する条例」ですが、9月22日の議会によって可決され、10月1日より施行しました。

豊明市は、市民の皆様が健やかに日々を過ごしていただきたいと願い、今回の条例を制定いたしました。
睡眠時間がとれており生活のリズムが皆様お一人おひとりにあったものとなっているか、この機会に見つめなおしてみませんか。
との問いかけをしています。

この条例については、度々ニュースなどでも取り上げられ、様々な意見がありました。

議会では、その中には本条例の本旨や内容について正確に理解がされないまま、誤った方向へ世論が過熱したことを事実であるとした上で、附帯決議が行われました。

(以下要約)
○市民の自由と多様性の尊重
本条例は理念条例であり、スマートフォン等の使用時間に関する記述はあくまで目安であることを明確にし、市民の生活スタイルや家庭環境の多様性を尊重した運用を行うこと。 

○誤解を招かない丁寧な説明と情報提供
条例の趣旨や内容について、市民に誤解を与えないよう、丁寧かつ分かりやすい情報提供を行うこと。

○子ども、保護者との連携と支援
スマートフォン等の活用状況や課題を踏まえ、教育委員会との連携により、子どもや保護者への啓発や支援策を講じること。

○継続的な市民からの意見集約の機会の確保
条例の施行後は、市民や関係者等との意見集約の機会を確保し、運用に関する課題や改善点を柔軟に反映できる体制を整えること。

○条例の効果検証と見直しの仕組み
条例の施行後、定期的にその効果や市民の反応を検証し、必要に応じて条例の見直しを行うこと。検証にあたっては、市民や専門家等の意見を活用すること。

昔は、近所の子供や知らない子供へも注意などしている大人がいました。
「おせっかい」という言葉は、当たり前にあった行為でしたが、時代が進むにつれて「他人との関り方」に変化が生じてきました。

「余計なお世話」などの声もあった、この条例。

「他人の為に何かをする行為」について、非常に考えさせられますね。

「やさしさ」
「おもいやり」
「きづかい」

余計なことは、淘汰されていくのでしょうかね。。。

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