先日、地元の高校よりお声がけをいただき、「総合的な探究の時間」の授業の一環として、高校一年生の皆さんに向けて自身の人生の歩みについてお話しする機会をいただきました。
学校からのご要望で「人生グラフ」を用意し、それをもとにこれまでの経験やターニングポイント、考え方の変化などをお話しさせていただきました。
せっかく頂いた貴重な機会ですので、少しでも生徒の皆さんの将来に役立つメッセージを届けたいと思い、「目標を持つことの大切さ」を軸に準備を重ねて当日に臨みました。
高校生の“今”は、想像よりずっとリアルだった
しかし、実際に対面してみると、生徒たちの関心は私の想定とは少し違うものでした。
「アルバイト先で嫌なお客さんがいると、つい顔に出てしまうのですが、どうしたら良いですか？」 「結婚ってどうやって決めたんですか？」
そんな、今まさに直面している悩みや、少し先の未来にあるリアルなライフイベントへの質問が多く寄せられました。
将来の夢や職業についてはまだ定まっていない一方で、“今の自分”や“これから起こりそうなこと”への関心がとても具体的であることに気づかされました。
中でも印象に残ったのは、 「高校時代にやっておけばよかったと後悔していることはありますか？」 という質問です。
普段あまり過去を後悔することはない性格ですが、真っ先に思い浮かんだのは「英語の勉強」でした。
留学を経験し、その大変さを実感したからこそ、もう少し真剣に取り組んでおけばよかったなと素直に思います（笑）。
また、もしもう一度高校時代に戻れるなら、甲子園を目指すような環境で本気で野球に打ち込んでみたかった、そんな気持ちも正直に伝えました。
こうして、生徒たちと約30分ほど対話を重ねた時間は、あっという間に過ぎていきました。
素直でまっすぐな眼差し、真剣に話を聞く姿勢、そのひとつひとつに、むしろ私の方が多くの元気と刺激をもらったように感じています。
今回の経験を通じて、改めて「伝えること」は一方通行ではなく、互いに影響し合うものだと実感しました。
そして、このような貴重な機会をくださった地元の高校には、心より感謝しております。
この時間が、生徒たちにとって少しでも前を向くきっかけになっていれば、これ以上嬉しいことはありません。
人材開発、組織開発について考える
人から学ぶって本当に大切なことですよね。
日々の出会いや学びを活かせるようにしたいですし、今までの経験をもっと多くの方々にGiveできるように今後も活動を続けていきたいと思います。
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