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高松 秀樹

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第138回:立ったままのお昼寝

2023/08/05

「Google」や「NASA」などが取り入れていることでも知られている「シエスタ制度」。

昼食後など、どうしても眠気が襲ってきてしまった時に、眠気と戦いながら仕事を進めることは、仕事の質を下げかねません。

あえて「昼寝(短時間の仮眠)」をすることで、生産性を高めることを目的とした「シエスタ制度」を導入する企業が国内大手でも増えているようです。

そんなタイミングで、オフィス用品大手の「イトーキ」と北海道の木材加工会社「広葉樹合板社」が「立ったまま寝る」仮眠ボックス「giraffenap(ジラフナップ)」を先日、発表しました。

発売予定は、年末年始にかかるようですが、この「立ったまま寝る!」というユニークさもあり、注目を集めています。

両社によれば、

・省スペース化を実現することができ、様々な場所での導入が可能

・通常、仮眠環境を用意するためには専用の仮眠室やパーテーション、ベッドといった設備を用意する必要があり、スペース確保やコストがかさむ

・「ジラフナップ」では約2畳分のスペースに設置するだけで、仮眠環境の導入が可能

・立ったまま仮眠することで「深く眠りすぎないため、素早く仕事にも復帰できる

様々なメリットがあるようです。

「自分のデスクで、座ったまま寝た方が楽だし、コストもかからないのでは?」

などと、高松は思ったりもしますが、シエスタ制度の「導入拡大」の流れに乗って生まれたユニークな商品の今後を注目してみたいと思うのです。