第207回 感謝はするものではなく溢れるもの!
2025/04/21
「感謝しましょう」「感謝が大切です」
よく耳にする言葉ですよね。
私も本当にその通りだと思います。
否定する気なんて、まったくありません。
でも私はこうも思うんです。
感謝って、「しよう」と頭で決めてするものじゃない。
気づいたら勝手にあふれてる。
それが、本当の感謝なんじゃないかな、って。
そしてその『あふれる感謝』は、「あり方」や「人間性」を磨くことで、自然とあふれてくるようになります。
感謝って、「しなきゃ」と思って口にしたときと、心の底から湧き出たときでは、相手に伝わる温度がまったく違いますよね。
しかも、感謝があふれているときって、自分自身もすごく幸せな状態なんです。
だから、感謝する側もされる側も、どちらもHAPPYになれる。
じゃあ、どうしたらそんな状態になれるんでしょう?
鍵はマイナス感情
例えば、「親に感謝しなさい」
誰もが一度は言われたことがあるんじゃないでしょうか。
でもね、「親」とひとくちに言っても、本当にいろんな親がいます。
優しい親、厳しい親、支配的な親、時には暴力的な親もいます。
そんな現実を無視して、「親なんだから感謝しなさい」なんて、あまりに乱暴じゃないでしょうか?
実際、私自身がそうでした。
幼少期、親から全否定され、一切信じてもらえなかった。
信頼なんて皆無で、毎日がつらかった。
恨みこそあっても、「ありがとう」なんて、言えなかった。
でも、そんな私が今は、涙が出るほど自然に感謝があふれているんです。
その変化の理由は、たったひとつ。
マイナス感情を大切にしたから。
感謝しようとするほど苦しかった
子どもの頃の私はわからなくて当然、仕方がない大人の事情を、大人になってから知るのですが。
「あんな大変な状況の中で、母も余裕がなくて仕方がなかったんだな。そんな中で育ててくれてありがとう!」という感謝の気持ちと。
「全否定されたり、言葉や存在を一切信じてくれなかったこと。目の前で繰り広げられるDV、ひどい争いに本当に心が傷ついていた日々」
この2つの感情が切り離せなくて、もがいていた時期が相当長かった。
①されたことを思い出すと、でも一生懸命に育ててくれたんだからという罪悪感。
②感謝しようとすると、幼少期からの日々、繰り返されてきた痛みが出てくる。
ぐるぐるして辛かったんですよね。
じゃぁ、どうやってそれを乗り越えたのか。
それこそが『感情を大切にしたから』なんです。
内側から出てくる、自分の感情。悲しみも怒りも、全部ちゃんと感じて、対話を深めようって思ったのです。
そして、とことん寄り添いました。
「あんなこと言われて辛かったよね」「信じてもらえなかったの、苦しかったよね」
幼い自分を、何度も何度も抱きしめるように、心の奥に寄り添いました。心が本当に安心するまで、感情と何度も向き合ったんです。
そしたらある日、ふと…。
「ありがとう」が、勝手にあふれていたんです。
ポジティブだけじゃなく、ネガティブこそが宝物!
昨今、ポジティブにいこう!というメッセージを目にします。
まるで、ネガティブはよくない雰囲気。
でも、私は、ネガティブの中にこそ、光り輝く自分の存在を見つけることができると感じています。
怒り、悲しみ、寂しさ、不安…
その奥には、まだ言葉になっていない「本当の想い」や「大切な価値観」が隠れています。
その感情に丁寧に寄り添うことで、自分でも気づかなかった『本当の自分』に出会えます。
自分と仲良くなると、感謝が勝手にあふれる!
マイナス感情と仲良くなると、まるで親友みたいに自分を理解できるようになります。
すると――
・自分らしさがハッキリする
・生き方がブレなくなる
・自然と感謝が湧き出してくる
そう、「感謝体質」になるんです!
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