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長谷川 満

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第258回 新時代の人材戦略 ~育てる前に、採ることを極めよ~

2025/11/19

多くの企業から
「人が育たない」
「若手が続かない」
という嘆きが聞こえてきます。


実はその多くは
“人材採用の段階”
に問題の根が
潜んでいるのです。


どんなに優れた人材育成制度を整えても、
「自社に合わない人」
を採り続けていては、
成果も定着も望めません。


人材育成を語る前に、
まず「採用の質」
を問い直すことが必要です。


以前は
「良い人を採れば会社が伸びる」
と考えられていました。


しかし今は、
採用市場が急速に変化し、
企業が選ばれる時代となりました。


今でもまだ
求める人物像そのものを
明確に描けないまま
採用活動を行う企業も少なくありませんが、
それは今の時代に即していません。


「自社にとっての“求める人材”とは誰か」
を定義する力が問われているのです。


経営戦略と人事戦略を一体で考え、
将来の事業構想から逆算して、
今どんな人材を迎えるべきかを見極める。


人材採用を
「現場任せ」にしないことが
必要です。


採用担当・現場・経営が一枚岩になって
「この人を採る理由」
を言語化することで、
人材採用の精度が格段に上がります。


人材採用は“入口”でありながら
“最初の人材育成”でもあります。


人材採用の段階から丁寧に関わり、
入社前後のフォローまでを
一貫して行う企業は、
定着率も生産性も
高い傾向があります。


採用する段階で
「この人をどう育て、どう活かすか」
を描けるかどうかが、
勝負の分かれ目です。


「採ることを極める」というのは、
単に採用スキルを磨くことではなく、
組織の未来を見据える姿勢です。


人材が企業を選ぶ時代だからこそ、
私たちは
“選ばれる採用”
を設計しなければなりません。


人材育成に悩む前に、
まず人材採用を磨く――


それが新時代の
人材戦略の第一歩になります。



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