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長谷川 満

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第276回 “誰かのせい”が増える会社は、なぜ弱くなるのか― “他責文化”のリスク

2026/03/25

企業の組織づくりにおいて、
社員一人ひとりの考え方は
非常に重要です。


どのような思考で
仕事に向き合うかによって、
組織の成長スピードは
大きく変わります。


その中でも
特に注意したいのが
「他責思考」です。


他責思考とは、
自分の失敗や問題の原因を
自分以外の誰かや
環境のせいにする考え方です。


「上司の指示が悪かった」
「環境が整っていない」
「他の部署のせいだ」


もちろん、
仕事の問題が
必ずしも一人の責任とは
限りません。


しかし、
問題が起きたときに
まず
“誰のせいか”
を探す文化が
広がってしまうと、
組織は確実に
弱くなっていきます。


なぜなら、
他責思考が広がると
組織の中で
いくつかの問題が
起きるからです。


まず、
信頼関係が
崩れていきます。


他人の責任ばかりを口にする人は、
周囲からの信頼を
失いやすくなります。


「この人は何かあれば
自分の責任に
されるのではないか」
と感じるようになると、
チームの連携は
弱くなってしまいます。


次に、
改善が
生まれなくなります。


問題の原因を
自分の外に置いてしまうと、
「どう改善するか」
という発想が生まれません。


本来であれば、
問題は組織を成長させる
きっかけになるはずです。


しかし他責文化の中では、
課題が放置されやすくなります。


さらに、
組織の決断力も弱くなります。


誰も責任を持とうとしない組織では、
意思決定が遅くなり、
挑戦する空気も生まれません。


結果として、
組織は徐々に活力を失っていきます。


では、
こうした他責文化を防ぐために、
組織は何をすればよいのでしょうか。


まず重要なのは、
問題が起きたときに
「誰が悪いのか」
ではなく、
「何を学べるのか」
を考える習慣をつくることです。


個人が自分の行動を振り返り、
次にどう改善するかを
考える環境を整えることが大切です。


また、
日頃から対話ができる
組織であることも重要です。


上司と部下、部署同士が
率直に意見を言い合える環境があれば、
問題は責任の押し付け合いではなく、
改善の議論へと変わります。


そしてもう一つ大切なのは、
責任の所在を
明確にすることです。


誰がどの役割を担っているのかを
組織全体で共有することで、
仕事への当事者意識が高まります。


強い組織は、
「誰かのせいにしない文化」
を持っています。


問題が起きたときに、
他人を責めるのではなく、
自分たちの成長の材料にする。


その積み重ねが、
組織の信頼を生み、
長期的な成長に
つながっていくのです。



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