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長谷川 満

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第241回 採用難の原因を「少子高齢化」で片づけるな!

2025/07/23

「人材が採れないのは、少子高齢化のせいだ」

この言葉、経営者や人事担当者の皆さんなら、
一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?


確かに、日本全体で見れば
少子高齢化は深刻な課題です。


若年人口の減少により、
働き手の絶対数が減っていることは
間違いありません。


しかし、それを理由に「うちでは採用できない」と
結論づけてしまうのは、
実はとても危険な思考停止です。


なぜなら――

採用できている企業は、
今も確実に存在しているからです。


同じ業界、同じエリア、同じ給与水準でも
「採用に成功している企業」と
「そうでない企業」があります。


この差は、決して人口動態だけでは
説明がつきません。


つまり、採用できない理由は
“マクロのせい”ではなく、
自社の“ミクロの課題”にあることが多いものです。


たとえば、こんな視点を持ったことはありますか?


・自社の採用情報は、求職者にとって魅力的に映っているか?

・求人票は、仕事内容やキャリアパスを具体的に伝えているか?

・面接は、一方的な“選考”ではなく、双方向の“対話”になっているか?

・応募者は、会社に入った後の自分をリアルにイメージできているか?


こうした採用プロセスの「中身」は、
日々改善できます。


つまり、自社の努力次第で
“採用される企業”になれるのです。


もちろん、人口減少という
外部環境は無視できません。


でも、そこを嘆くだけでは人は来ませんし、
企業は成長できません。


社外人事部長として、
私はこう考えます。

「環境のせいにする前に、打ち手を全部打ったのか?」

「選ばれる努力を、本気でしてきたか?」


採用難の時代だからこそ、
問われているのは「人が減ったこと」ではなく、
「人から選ばれる企業かどうか」という視点です。


最後に、こんな言葉を贈ります。

「採用とは、会社の“魅力の総合点”が試されるマーケティング活動である。」


あなたの会社は、どんな魅力を発信していますか?

その魅力は、応募者の心に届いていますか?


少子高齢化のせいにする前に、
自社の採用を見直すことから始めてみましょう!



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