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星 寿美

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第219回 部下に主体性を持って欲しいと感じた時は…

2025/07/14

「もっと主体性を持ってほしい。」
「能動的に動ける人材が必要だ。」
そんな言葉を、聞いたことがある方も多いと思います。
実際に、企業研修の現場でもよく出るテーマです。
でも、ちょっと立ち止まって、問いかけてみたいのです。

「そもそも、主体性って何ですか?」

やる気があるように見える人はたくさんいます。
「頑張ります!」と笑顔で答える。
会議ではハキハキ発言して、行動も速い。
けれど仕事以外の場で、ふとした瞬間にこぼれる本音。
「はぁ〜マジでだるい。」
「やってらんねーって、ほんと。」
その言葉に、ズーンと重たい空気が流れる。
あれ? さっきまで主体的に見えたのに?

そう。主体性は、外側ではわからないんです。
どれだけ前向きに見えても、その内側がやらされ感だったら、それはもう、主体性ではありません。

主体性は態度ではなく『あり方』

「仕方ないからやる。」
「生活のために我慢して働く。」
「誰かに言われたから、やるしかない。」
…そう思っているとしたら。
その人の中では、主体性は眠ったままです。

でも、同じ行動をしていても、内側が変わるだけで、すべてが変わります。
たとえば、
「生活のために働く。」という目的が同じだとしても!

「私は、家族と安心して暮らすために、自分でこの仕事を選んでいる。」
「生活のために、今はこの選択をしているけど、いずれステップアップするつもりだ。」
例えば、そう言えたなら、それは立派な主体性です。

主体性が生まれるたった一つの条件

それは、「自分が選んで、決めてやっている。」という感覚です。

言われたからやるんじゃない。
仕事だから仕方なくやるんじゃない。
自分で「選んだ」と思えているかどうか。
たとえ、他に選択肢がなかったとしても、です。

「この状況を、自分が選んでいる。」
「やると決めたのは、自分だ。」

と心から思えていたら、やらされ感から、解放されます。
そして、本来の自分の力が湧き出すんです。

主体性を持った人は、自由で、しなやかで、幸せです。
なぜなら、誰かのせいにせず、環境のせいにもせず、静かに「自分の人生を自分で選ぶ」という道を歩いているから。
私が出会ってきた『圧倒的に主体性を発揮している人』たちは、例外なく、自分の人生の責任を、自分で握っている人でした。

部下に主体性を持って欲しいと感じた時は…

もし、あなたの部下が、

・表向きは元気でやる気に見える
・でも、どこか『やらされ感』が滲んでいる
・言われたことはやるけど、自分から動こうとしない

というような姿があったら、「もっと主体性を持ってほしい」と部下に対して感じるかもしれませんね。

そんな時は、その人の『やる気』ではなく、『内側の選択』が眠っているだけかもしれません。
そして、それは仕組みや関わり方次第で呼び覚ますことができるんです。
しかも簡単に…。

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